IS01にポータブルえせ開発環境を構築(その1)

IS01は、Android 2.1にバージョンアップしないらしい。まぁ、そんなもんだろう。
そんなことよりも、Androidは、LinuxカーネルJava VM(正確にはそのサブセット)でできてる。しかも、IS01には、キーボードが搭載されている。それならば、持ち歩ける開発環境を作りたくなるのが漢というもの。
ということで、IS01(Android)でUNIX環境の構築 〜予備調査 - .h2oのお気楽日記を参考にして、私もIS01上に開発環境というものを構築すなる。
ちなみに私の母艦は、Ubuntuである。

母艦にAndroid SDKをインストール

adbで接続する

Windowsで、adbで接続するには、IS01のドライバをインストールするが、我らがUbuntuの場合は、ドライバのインストールは不要らしい。しかし、以下のadbコマンドを実行する必要あり。

adb kill-server
sudo adb start-server

IS01 にて、設定 > アプリケーション > 開発 > USBデバッグ を有効にしておくこと。

BusyBoxのインストール

BusyBoxとは、Unixのコマンド群のことみたい。AndroidUnixコマンドが実行できるようになる。「ls、mv、cd等」の基本コマンドだけでなく、viまで入っている。

  1. 母艦にて、Busybox for Android のバイナリをダウンロードし、Android SDK の Tools フォルダに入れる。
  2. IS01 と母艦をUSBのデバッグモードで接続する。
  3. 母艦から、以下のadbコマンドを実行。
> adb shell mkdir /data/local/bin
> adb push busybox /data/local/bin/busybox
> adb shell
$ cd /data/local/bin
# このBusyboxバイナリは、/data/busybox 配下にリンクを吐くようになっているので、
# インストール前に、あらかじめディレクトリを掘っておいてやる必要がある。
$ mkdir /data/busybox
$ chmod 755 busybox
$ ./busybox --install
# 吐いたリンクを ATE で追加されるパスの位置へ移動。
$ ./busybox mv /data/busybox/* /data/local/bin/
# 例にならって ls と su はオリジナルのを使用。
$ ./busybox mv ./ls ./ls0
$ ./busybox mv ./su ./su0
# 不要なディレクトリは削除。
$ ./busybox mv -r /data/busybox

Android Terminal Emulator を入れる

読んで時のごとく、Androidでターミナルが使えるようになる。
IS01で、Androidマーケットから「Android Terminal Emulator」をインストールする。