ubuntuとubuntuでリモートデスクトップの巻
家のモニタが貧弱なのと、ThinkPadのトラックポイントから離れられない体になってしまったので、自作PC(Ubuntu 12.04)をThinkPad(Ubuntu 12.04)からリモートデスクトップで接続して操作することにする。
Ubuntu同士をリモートデスクトップで接続する場合の選択肢として、XDMCPとVNCの2つが有力なようだ。
VNCの場合、自作PCにモニタを接続しておき、ThinkPadからも同時に画面と入力デバイスを共有して同じデスクトップを複数から同時にアクセスする形になる。モニタに見えているマウスポインタがThinkPadのVNCクライアントで操作でき、モニタからは勝手に動いているように見える。今回の場合、操作するのは、ThinkPadからだけなので、この機能は必要ない。そもそもモニタには繋がない予定だ。描画がもたつくのとVNCクライアントの解像度がVNCサーバ側の設定に引きずられるのもいやだ。(ここら辺は設定しだいなのだろうが。。)
というわけで、今回は、XDMCPを使うことにした。
Ubuntu 12.04には、XDMCPを使えるリモートデスクトップクライアントとして、Remminaがインストールされているので、XDMCPプラグインをインストールすればクライアント側はOKだ。
サーバ側は、Display Managerの設定で、XDMCPを有効にすればよい。
Ubuntuは、11.10の頃からDisplay ManagerとしてLightDMがデフォルトらしい。なので、以下の設定を行う。
/etc/lightdm/lightdm.conf に2行追加するだけだ。
[XDMCPServer] enabled=true
再起動後、Remminaで接続しログインすると、画面が乱れる。。
LightDMがダメなのかなと思い、Display Managerをgdmに変更してみたが、不安定だった。
gdmの設定は以下のようになる。
gdmのインストール $ sudo aptitude install gdm 設定ファイルをコピー $ sudo cp /usr/share/doc/gdm/examples/custom.conf /etc/gdm/custom.conf 以下を追加。 [xdmcp] Enable=true サービスを再起動 $ sudo service gdm restart
Display Managerは、以下のコマンドで切り替えられる
$ sudo dpkg-reconfigure gdm
結局、ウィンドウマネージャのUnityと相性が悪いみたい。ウィンドウマネージャをGNOMEにしてログインすることで比較的安定するようになった。Display ManagerもLightDMを使っている。
Remminaで、全画面表示にしているときにうっかり「alt + tab」でクライアント側の別WindowをアクティブにしてしまうとRemminaが全画面表示されているのに、リモートデスクトップのオブジェクトをキーボードで操作することができなくなってしまう。どうやら、「alt + tab」で、Remminaをアクティブにすれば、復活するようだ。
とりあえず、当面はこんな感じで、新自作PCを使ってみようと思う。